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永遠の0

懸賞 2014年 03月 01日 懸賞

遅ればせながら、先ほどやっとこ「永遠の0」鑑賞して来ました。

戦争ものは、悲しいのが分かっているから

今日はそういう気分じゃないや、なんてツイツイ先送りにしちゃうんだけど

ふと昨日、明日昼間見ようかなあなんて思いたって


お国の為にと特攻隊へ志願するけど

まだまだこれからの若者が、本心は死にたいわけがない

しかしそれを口に出す事は非国民になるから

そんな思想を持つ事自体、許されない時代


ゼロ戦の空中戦のシーンがあるんだけど

近くに座っていた小学生くらいの少女が身を乗り出して見ていたのが印象的だった。

私も小学生時代に見た「ガラスの兔」「二十四の瞳」を始め

戦争映画を見終わった後の脱力感と、

この時代に産まれなくてヨカッタとつくづく思ったものだ。


「戦争賛美」や「特攻隊を美談にしている」など批判もあるが

私も見ていて思ったのだが

今現在の最新技術やCGをふんだんに使ってしまうと

映像がどうしても綺麗なの

すると、戦争映画特有の古さとアナログ感が削がれて

リアリティが半減するもの確かなんです。

最後の方で主演の岡田君演ずる宮部が

平和な現在の昼下がりの街の上空を

ゼロ戦で突っ切るシーンがあるのですが

あの演出は、ファンタジー感が出てしまって

有り得ないことなので

少し冷めてしまったも事実です。

それは、それまでとても感動的なお話しで進んでいたクライマックスで

そのシーンが出てきてしまったので尚更

違和感がありました。

そういうちょっとした演出一つで、美化しているような誤解を産んでしまったのかなあと

アレいらんかったんちゃう?



ベテラン俳優さんの語りがとても素晴らしくて、

感動的な映画でした。


どの戦争映画を見ても感想は同じ

二度と過去の同じあやまちを繰り返すべきではない

今現在も行われている核実験なんてもっての外だ。

by lily-rock | 2014-03-01 18:44 | MOVIE

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