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家族という病

懸賞 2015年 09月 04日 懸賞

ちょっと前に読んでみた

『家族という病』 下重暁子さん著書

帯に「家族ほど、しんどいものはない。実は一番理解しがたい存在である。」

なにこのアンチテーゼ

家族が幸せなんて幻想に過ぎない、綺麗ごとと真っ向から反論している。

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目次を見ると、

「なぜ私は家族を避けてきたのか」

「家族の期待は最悪のプレッシャー」

「夫のことを「主人」と呼ぶ、おかしな文化」

「結婚ぐらいストレスになるものはないわ」

「孤独死は不幸ではない」

「親は要介護になってはじめて弱い姿をわが子に見せられる」

「知的な家族ほど消滅する」

「家族写真入りの年賀状は幸せの押し売り」

などなど、近年私自身も疑問視しているようなことと当てはまり、

その一つ一つが、とても胸に突き刺さるようなお題なのだ。

ここまで家族に対して反抗的なのに

不思議な事に、ご自身は既婚者でいらっしゃる

読み進めて行く間に、誰かに似てるんだよなあ

自分の母親だ

このサッパリしてハッキリしたもの言い

今年のゴールデンウィークに実家へ行った際

そんな母親から、車の中で2人きりになった時に

ハッキリと言われたことがある。

「もしお父さんが亡くなっても、コッチに来なくていいからね、

私、独り暮らしをしたことがないからしてみたいの」

ちょうどその頃、もしそんな事態になったら

私はフットワークが軽いし

鹿嶋に引っ込むのもありかなぁなんて考えたこともあったが

余計な心配だったかもしれない、

母は、思った以上に逞しかった。

タイムリーにこの本を読んでいて


「親は要介護になってはじめて弱い姿をわが子に見せられる」


は、割といい判断基準かもしれない

私もその頃まで、存分に好き放題やらせてもらうことにするわ

まあ何かあったら1番に駈けつけるけどね

by lily-rock | 2015-09-04 21:00 | BOOK

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