止められるか、俺たちを

懸賞 2018年 10月 20日 懸賞

若松孝二監督の助監督のめぐみさんの目線で1960年後半から70年代の若松プロダクションを描いた作品、
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若松監督役の井浦新さんが監督のものまねが入っているくら寄せていて、下唇を出している感じも話し方も声のトーンもソックリ、終盤を差し掛かった頃には監督にしか見えなかった。周りの俳優さんも過去の作品常連の若松組の皆様で楽しめました。
「映画を観るのと撮るのは180度違う。」というセリフは、映画を散々見倒して来た私にとっては、ズッシリ重かったです。あまりにもお手軽に映画を見過ぎていて、脚本家、演出家、カメラマンさん、照明さん、周りのスタッフさん、エキストラの皆さん、エンドロールを観る度に、一つの作品にこんなに沢山の人達が関わっているんだと驚くこともしょっちゅうある。あのスクリーンの画角の外にも人が居る事を考えながら観る事はなかなかない。70年代頃の映画屋さんが作品について激論を交わすと殴り合いになったり激しいのよね、音楽業界ではあまり見ない光景ですね、昔しはあったのかもしれないけど、その点は大分大人しくなったんだろうね、あんな風に熱くなれる人は羨ましくもある。自分も音楽の事で熱くならなきゃいけないかもと思うのだが、なんせ、見切りが早くどこか冷めた性格なのでそうも行かない。ましてや、ソロミュージシャンとして戦っていると、VS人と言うよりは常に自分との戦い、戦い方やフィールドが違う。煩わしさが嫌でソロが心地よいで完結してしまう。

元ヤクザで前科者、「警察なんてろくなもんじゃねえ、権力かざして、人のケツの穴まで見やがって!」だから、監督の作品は警官がよく銃で打たれてますもんね、どうやらあれは腹いせで、その頃の悔しさを作品にぶつけているということが分かった。反体制的な、社会派作品が多く、ドキュメンタリーやリアリティのある作品が好きな私にとってはツボなんですが、中でも劇中で、下の1969年の『女学生ゲリラ』のポスターは都条例に引っ掛かり、街中に貼れない自体になったとのことだが、でしょうねえ~

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ぶっ飛んでますね、こういうタイプの監督さんて唯一無二というか、今後現れないと思う。
亡くなられてしまったことが惜しまれる。

0から作品を創るエネルギーと姿勢を魅せられた。あえて見せるではなく「魅せる」という字にさせてもらったが、そんな気分だ。











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by lily-rock | 2018-10-20 13:21 | MOVIE

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